方法論・考え方

「時刻修正、どうしてますか?」①

昨日、半年ぶりに新さっぽろ駅の近くのカフェで鑑定をしました。

 

北海道はカフェ(喫茶店)もスペースに余裕があって

ゆったりテーブルの上に資料を広げて鑑定できるのが心地いいですね。

 

鑑定は、例によって検証作業から始まります。

 

昨日の相談者の場合、

最初から誕生時刻が18:00~18:30だということをうかがっていましたが、

前日になって12:30~14:00説も報告され、

「こりゃやっかいなケースだなぁ~」

と少々当惑しながら準備を始めました。

結局

アセンダントの候補は山羊座、水瓶座、魚座、牡羊座の4つということになりました。

それで

会場へは4種類のホロスコープ(清水フォーマット)を持参しました。

この段階ですでに1時間半近くの作業をこなしていることになります。

 

最初に、

「時刻を特定することを時刻修正と呼んでいますが、
 結局、それができなこともあります」

「時刻修正ができるかできないかは、
 半分がわたしのスキルですが、
 半分は運みたいなことろもあります」

とやんわりと前置きした上で、アセンダントを特定する作業を開始しました。

ところで

時刻修正の作業で最初にアセンダント(ラグナ)の特定をしますが、

そのとき

わたしがいつも採用するテクニックは次の4つのうちのどれでしょうか?

①アセンダントの星座の象意と事実関係を照合し、さらにダシャーで検証する
②アセンダントのナクシャトラの象意と事実関係を照合し、さらにダシャーで検証する
③アセンダントの星座ナクシャトラの象意と事実関係を照合し、さらにダシャーで検証する
④アセンダントから見たハウスを軸に事実関係を照合し、さらにダシャーで検証する

世間では、①~③のテクニックが主に使われているようですが

私の場合、もっぱら④です。

①~③はほとんどというかまったく考慮しませんね~。

 

わたしが6年間学んでいた占星術学校 バーラティーヤ・ヴィディヤー・バヴァン でも

教授たちのなかで①~③を使っているというはなしはきいたことがないんですよね。

話題にすらなりません。

 

「そりゃハウスでしょ、他にあるの?…」みたいな。

 

 

結局、午後1:54付近じゃないかという結論に達しました。

 

諸々の事実関係の多くが照合し、

現状の把握と今後の展開などについても

ご相談に応じることができました。

 

無事成功

でした。

 

でも

この鑑定だけで半日かかりました。

こういうこと、いつまで続けていられるやら…ですね。

ジョーティシュ・サンクチュアリー │ ヴリンダーヴァン
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