日本ジョーティシュ協会
Japan Jyotish Society (JJS)
(「一般社団法人ジョーティシュ協会」様とはまったく別のグループです)
目標(夢)は?
高い的中率を誇り膨大な体系を有するインド占星術(別名ジョーティシュ、ज्योतिष)。
それを、できるだけインドで教えられているままのかたちで学び、実践できたらなぁ。
そして、将来的には日本に根付かせることができたらなぁ。
そのような夢を実現すべく活動しています。
動機は?
インド占星術の高い的中率とその膨大な体系は切り離すことができません。
インド占星術の高い的中率を実現するためにはその膨大な体系をいちから学ぶほかない
そう私たちは考えています。
しかしその一方で
インド占星術の体系を習得し得た日本人は、 いまだ現れておりません(おそらく)。
したがいまして
インド占星術を真剣に学ぼうとするのであればインド占星術を体得した先生を日本に招いて直接学ぶしかなく
また、それが結局は最短の道でもあるのだろう
と私たちは考えています。
具体的には...
1987年の設立以来25年間にわたってインド占星術の教育・研究の分野でめざましい成果をあげてきたインド占星術の教育機関、バーラティーヤ・ヴィディヤー・バワン(以下、BVB)から先生を日本にお招きして、彼らから占星術を直接学んでいます。
そして、そのための環境づくりを行っています。
現在、次の三つについて活動を行っています。
①BVBから先生方を日本に招聘し、インド占星術のセミナーを開催しています。
これまでに以下の日程でBVBからビサリアジを日本に招聘し、セミナーを開催してきました。
・2017年BVBサマー・スクール@JAPAN (2017年6月10日・11日)第13回
・2016年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN-2 (2016年12月10日・11日) 第12回
・2016年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN-1(2016年6月18日・19日) 第11回
・2015年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN-2 (2015年11月28日・29日) 第10回
・2015年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN-1 (2015年6月27日・28日) 第9回
・2014年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN-2 (2014年12月13日・14日) 第8回
・2014年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN-1 (2014年7月5日・6日) 第7回
・2013年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN-2 (2013年12月7日・8日) 第6回
・2013年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN-1 (2013年6月15日・23日) 第5回
・2012年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN (2012年6月22・23日;7月1・2日) 第3・4回
・2011年 BVBジョーティシュ・セミナー@JAPAN (2011年9月17・18日;24・25日) 第1・2回
また、2004年から2007年まではハワイ在住のボーン・ポール・マンリーを東京に招聘して医科の日程で集中セミナーを開催して参りました。
・2007年 ポールのインド占星術集中セミナー (2007年10月27・28日) 第6回
・2006年 ポールのインド占星術集中セミナー (2006年9月30・31日;10月8・9日) 第4・5回
・2005年 ポールのインド占星術集中セミナー (2005年4月2・3日;9・10日) 第2・3回
・2004年 ポールのインド占星術集中セミナー (2004年10月8・9・10・11日) 第1回
②占星術に限らず、必要であれば他の分野についても積極的にプロモートする。
今年2012年6月のセミナーでは、マルマヨーガについてもインド屈指のエキスパート、SKジョーシ教授を招いてセミナーを開催しました。
2014年、2016年にも大阪に招聘してお世話と通訳をさせていただきました。
SKジョーシ教授の書籍も翻訳させて頂いています。
③上記の実現のために、日本において翻訳・出版・啓蒙活動を併せて行う。
・多くの方がBVBセミナーに参加できるように、普段から啓蒙活動を行っています。
・必要に応じて、BVBセミナーに向けた準備コースをもうけたりしています。
・今後は、BVBで出版された書籍等の翻訳も行っていきたいと考えています。
2005年か2006年のラオ先生表敬訪問
ポリシー ~ 私たちの特徴・他との違い
①科学・実学としてのインド占星術を学んでいます。
バーラティーヤ・ヴィッディヤ・ーバワンでは、占星術を科学・実学として教育・研究しています。 私たちもできるならそれにならい、占星術を「占い(うらない)」としてではなく、「学問」として扱うことができるようになりたいと願っています。
②開運グッズの販促や特定団体への勧誘などに占星術を使うことには反対の立場にあります。
宝石や開運グッズなどの商品の販促や供儀(ヤッギャ)に誘う目的で占星術を使うことには反対の立場をとっています。
また、特定の団体やグループへの勧誘のために占星術を使うことに反対の立場にあります。
そして、安易に占星術グッズ(教材)を作成して販売することについては慎重でなければならず、へたをするとだれの利益にもならないばかりか、インド占星術の評判を地に落とす結果にもなりかねないと私たちは考えています。
③正統なインド占星術の習得に意を用いています。
何を正統なインド占星術とするかについては様々な議論があろうかと思います。
私たちはバーラティーヤ・ヴィッディヤー・バワンで教授されるインド占星術は数少ないインドの伝統(パランパラ)の系統に属する占星術であると見なし、その習得に集中しています。
もちろん将来的には日本独自のインド占星術が生まれてくるくらいでなければ、ほんとうにインド占星術を習得したとはいえません。
しかしその前に安易な道を選んで我流に陥ることのないよう、インド占星術以外の占術との併用・混用についてもできるだけ慎重を期すべきであろうと考えています。
また、日本のインド占星術はまだそのような独自性を発揮できるような段階にはないのではないかと考えています。
④インド占星術のスピリチュアルな側面を強調することには慎重の立場にあります。
インド占星術はヒンドゥー社会に深く根ざしており、ヒンドゥー教の知識がインド占星術の理解に役立つことは確かです。
しかしだからといって、インド占星術を学び実践するにあたり、ヒンドゥー教をあえて信仰する必要がないのはもちろんのこと、それに関する深い知識が必須であるとする立場を私たちはとりません。
また、インド占星術はスピリチュアルであるという見方が世間一般に流布されているようですが、ウパニシャッド等によると、そもそも占星術はパラ・ヴィッディア(スピリチュアルな知識)としてではなく、アパラ・ヴィッディア(実用的な知識)として教えられてきた経緯があります。
したがいまして、ほんらいヨーギーなどの行者といわれている人たちや宗教者が行うべきスピリチュアルなガイダンスを、一般人である私たちがインド占星術を使って行うことに対しても、慎重であるべきだと考えます。
⑤結論:誠意を持って占星術に取り組んでいます。
①~④までいろいろ書いてきましたが、ひとことでいえば「誠意をもって取り組む」につきるのだろうと思います。
ありていに言えば、
1)知ったふりをしない。
2)できるふりをしない。
3)やっているふりをしない。
という、当たり前のことを堅持しましょう、ということになろうかと思います。
そして、ひとことに凝縮するなら、「本気で占星術をプロモートする気があるのか?」、それとも「占星術を使って自分をプロモートしたいだけなのか?」ということにつきるのだろうと思います。