方法論・考え方

時間と空間 その1:ナメクジと人間

時間カーラ(काल)、

すなわちと呼ばれます。

 

三界(過去・現在・未来)を一望の下に見渡すは、

その威力を、

ダシャーを通して世に顕すといわれます。

 

わたしたち人間にとって時間とはなんなのでしょうか?

時間について論考してみました。

 

論考1:時間=空間?

 

時間とは空間である。

 

これは、はるか遠くに存在する天体までの距離を、

わたしたちは光年という時間の単位で表現することからわかります。

 

それは、たとえばナメクジを例にとればわかりやすいかも知れません。

ナメクジ意識があるとして、ナメクジにとって「現在」とは、

まさにすぐ目の前で展開される出来事です。

 

ナメクジにとって「過去」とは、おそらくわずか10センチうしろ、

すなわち数分前に経験した出来事でしょう。

ナメクジはそれを見返すことはできません(しません)。

 

そしてナメクジにとって「未来」とは、

わずか数十センチ先に経験する出来事です。

 

 

しかしナメクジと違って「その全体」を見渡すことのできる人間は、

ナメクジに起きていることを、

時間軸ではなくて空間軸でとらえます。

 

あそこから、そこまで、ナメクジ動いた、と。

わたしたち人間は、ナメクジ過去・現在・未来を同時に見渡すことができるのです。

 

つまり

 

ナメクジにとっての時間(過去・現在・未来)は、

人間にとっての空間(現在)なのです。

 

同様に、

 

おそらく人間にとっての時間(過去・現在・未来)は、

にとって一望の下に見渡すことのできる空間(現在)なのかも知れません。

 

(つづく)

ジョーティシュ・サンクチュアリー │ ヴリンダーヴァン
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