前回に続いてJournal of Astrologyの記事から紹介します。
出典
記事:”Success and 11th House”: Journal of Astrology, Jan.-Feb. 2011, 44-52.
著者:Monica D Saxena
成功者のホロスコープ
50人の成功者のホロスコープを対象に、前回紹介したパラメータを検証した結果が報告されていました。
対象者の詳細は省略しますが、内訳は、芸術家・芸能人が9人、政治家が12人、実業家が4人、宗教家が3人、王族・皇族が15人、科学者が1人、そしてスポーツ選手が6人です。
11室の支配星と絡む惑星の数が多いほど成功する
興味深いことに、11室の支配星と5つ以上の惑星が絡んでいる人が50名中35名(70%)もいました。
11室の支配星と2つしか絡まない人は1名(2%)、3つしか絡まない人は6名(10%)しかいませんでした。
11室の支配星と2室の支配星が絡むのも成功の条件
50名中40名(80%)のホロスコープで、11室の支配星と2室の支配星が絡んでいました。
11室の支配星が在住するハウス
50人の成功者の11室の支配星が在住するハウスの内訳は以下の通りです。
ハウスごとに見ると、1室、3室、6室、12室に11室の支配星が在住するケースが最大で、それぞれ6人でした。
その次に多いハウスは、ケーンドラやトリコーナでした。
現代では成功に関わるハウスが変わってきていることを表しています。
3室と6室は競争、スタミナのハウスです。
12室は外国を表します。
現代では、成功するにはこれらの要素が必要とされていると解釈できます。
その他の要素
11室の支配星が高揚するホロスコープはそんなに多くなく、22%でした。
しかしそういう人は存在感が傑出しています。
たとえば、エリザベス2世、アミターブ・バッチャン(インドの名優)、バラク・オバマ、チャーリー・チャップリン、アドルフ・ヒトラー、アルバート・アインシュタイン、マザー・テレサです。
11室の支配星が減衰するホロスコープは8%でした。
11室の支配星がコンバストあるいは逆行するホロスコープは28%でした。
11室の支配星が11室にアスペクトしているホロスコープは26%でした。
(おわり)
※著作物から要約・引用するにあたり、わたしはラオ先生との間で契約を交わしております。