出典
著書:『Delayed Marriage of Girls』(2005)
著者: Sarla Prasad, Shri Rama Mishra, Shalini Dhasmana, Draupadi Rai
指導・監修:K.N.Rao
詳細は、いずれ翻訳・出版される訳書(日本語)か、原書(英語)をご参照ください。
パラメータの検証(執筆:シュリーラマー・ミシュラ)
結婚を遅らせる要素は様々ありますが、マンガル・ドーシャの存在、8室の土星は典型です。
他にも、結婚のカーラカ(表示体)である金星が傷ついていると婚期が遅れます。
集計表
故MSシータラーマ*は婚期を予測する方法として点数方式を採用していました。
本書では、その方法を採用し、若干の修正を加えました。
*MSシータラーマは1987年以前、すなわちKNラオがBVBで教鞭を執る前にBVBで占星術を教えていた人で、目が見えなかったそうです。その当時、クリシュナパダティで有名なクリシュナムルティもBVBで占星術を教えていました。
特別のルール
- 7室の支配星が減衰している。
- 月と金星がコンジャンクト、あるいはオポジションにあり、さらに木星にアスペクトされておらず、牡牛座に在住していない。
- 金星、月、ラグナ・ロードのうち2つ以上に土星がアスペクトしている。
- 土星と太陽が1室-7室の軸でオポジションである。
- マハー・ダシャーかアンタル・ダシャーが結婚のダシャーである。
注記
- 早婚には、7室、8室、12室の支配星に凶星が絡んでおらず、さらにそれらのハウスには吉星であっても在住しないのが望ましい。
- もし7室、8室、12室の支配星に吉星が絡んでいるなら、早婚にとって好ましい。
- しかしなにより重要なのは、結婚にとって適切なマハー・ダシャーとアンタル・ダシャーがめぐってきていて、土星と木星のダブル・トランジットが結婚のテーマを活性化していることである。
- 上記で示した特別のルールは例外なく適用されるべきである。
私的所見
- もしラグナ・ロード、8室の支配星、7室の支配星、10室の支配星のいずれかが同じ度数にあるなら、それらの惑星は結婚に関する特定の分野に何らかの影響を及ぼす傾向がある。
- 金星や水星が逆行し、なおかつラーフ=ケートゥ軸と絡んでいるなら、結婚に関する特定の分野に何らかの影響を及ぼす傾向がある。
- ニルビージ(निर्बीज、種なし)の星座、すなわち双子座、獅子座、乙女座に金星が在住する。蠍座も考慮する人もいる。
- マンディとドゥーマが結婚に関係するハウス、とりわけ7室とその支配星に絡んでいる。
- 7室に凶星が在住し、9室に惑星が在住する場合。
- 5室と7室のあいだの星座交換、あるいは7室と9室のあいだの星座交換があり、木星がこれらにアスペクトしていない。
(つづく)
※著作物から要約・引用するにあたり、わたしはラオ先生との間で契約を交わしております。