出典
著書:『Delayed Marriage of Girls』(2005)
著者: Sarla Prasad, Shri Rama Mishra, Shalini Dhasmana, Draupadi Rai
指導・監修:K.N.Rao
詳細は、いずれ翻訳・出版される訳書(日本語)か、原書(英語)をご参照ください。
事例1
ホロスコープ
1994年12月12日、38歳になって結婚しました。ケートゥ/金星期でした。
金星は7室を支配し、ケートゥは金星の星座に在住しています。
分析
- 金星は4室で月とコンジャンクト(+3)。
しかしこれは月と金星のコンビネーション(ー3)。 - 7室にはどの惑星も絡んでいない( ± 0)。
- 7室を支配する金星は月とコンジャンクト(+3)。
しかし月と金星のコンビネーションは結婚には好ましくない(ー3)。 - 8室には2つの凶星、土星とラーフが在住している(ー6)。
- 8室を支配する火星は11室で逆行し、土星と星座交換している(ー6)。
- 12室には水星がアスペクトしている(+1)。
- 12室を支配する木星に火星と土星がアスペクトしている(ー6)。
22歳+15歳=27歳
特筆すべき点
- ラグナとラグナロードは7室及びその支配星より強い。カーラカの金星は弱い。
- 月と金星から見た7室には土星がアスペクトし、8室には火星がアスペクトしている。
- 木星はニルビージ・ラーシ(不毛の星座)の獅子座に在住している。9室を支配する木星は弱い。
- 必要なときに適切なダシャーがめぐってきませんでした。そしてケートゥ期になってようやく彼女は結婚しました。しかし結婚して3年間、彼女は夫と生活を共にすることができませんでした。1998年のケートゥ/木星期、彼女はようやく夫と一緒に生活することができました。
事例2
ホロスコープ
1975年10月12日、34歳のときに結婚しました。土星/月期でした。
分析
- 金星は木星とコンジャンクト(+3)。
金星はラグナに在住して火星にアスペクトされている(-3)。
金星から見た12室には土星が在住している(-3)。 - 7室にはどの惑星も在住しておらず、金星と木星にアスペクトされている(+6)。
- 7室を支配する火星には吉星も凶星も絡んでいない(±0)。
- 8室にはどの惑星も在住しておらず、月と水星にアスペクトされている(+6)。
- 8室を支配する木星は金星とコンジャンクトしている(+3)。
- 12室には減衰する土星が在住している(-3)。
- 12室を支配する火星は土星と星座交換の関係にある(-6)。
22歳+0歳=22歳
特筆すべき点
- ラグナは7室よりも強い。
- 月には減衰する土星がアスペクトしている。
- 金星から見た12室には減衰する土星が在住し、結婚を遅らせた。
- 9室の支配星は12室で減衰している。
- 5室は乙女座(ニルビージ・ラーシ)です。ラーフが在住しています。
- 適齢期に適切なダシャーがめぐってきませんでした。22歳までは木星期で土星期がそれから始まりましたが、土星は12室で減衰しています。しかし計算が示す通り、22歳の時に結婚に近い状態がありました。
事例3
ホロスコープ
2005年5月11日、35歳のときに結婚しました。水星/火星期でした。
分析
- 金星は木星とコンジャンクト(+3)。
- 7室には火星が在住している(ー3)。
7室には土星がアスペクトしている(ー3)。 - 7室を支配する土星には火星がアスペクトしている(ー3)。
- 8室にはラーフが在住している(ー3)。
- 8室を支配する土星は減衰し、火星にアスペクトされている(ー3)。
- 12室には月が在住している(+3)。
12室には土星がアスペクトしている(ー3)。 - 12室を支配する水星には土星がアスペクトしている(ー3)。
22歳+15歳=37歳
特筆すべき点
- 7室を支配する土星が減衰し、結婚を遅らせています。
- ラグナロードに土星がアスペクトしているのも、結婚を遅らせた要因です。
- ニルビージ・ラーシに在住する金星も、結婚を遅らせています。
- 金星から見た8室に土星、ラグナから見た8室にはラーフが在住しています。
- 金星から見た12室にはケートゥが在住しています。
適齢期に適切なダシャーがめぐってこなかったので、結婚の機会に恵まれませんでした。
しかし9室を支配する木星は9室にアスペクトし、10室を支配する火星は高揚して10室にアスペクトしています。彼女は仕事で成功しています。
※著作物から要約・引用するにあたり、わたしはラオ先生との間で契約を交わしております。