再録「ニューイヤーチャートの『PAC』経年変化」

表題と同名の過去ブログを転載します。

読み返してみると、興味深いところがありますね。
 

ヒンドゥーニューイヤーチャートの『PAC』経年変化(2014年1月6日)

 

新年あけまして、
   おめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

年末年始はエクセルVBAという簡単なプログラム言語を使って
計算ソフトを作ったりしながら過ごしました。

もとはといえば、

ラオ先生からジェイミニ・スティラ・ダシャー
計算ソフトの作成を依頼されたのがはじまりでした。

スティラ・ダシャーは、
Shri Jyoti Starには実装されていないし、
Parashara’s Lightのそれは、
計算が必ずしも正しくないこともあって
信頼できません。

ついでだから、

前々から、
こんなのあったら便利だろうなぁ
と思っていたもの

たとえば

 市販の占星術ソフトにまだ実装されていないが重要なダシャー
 実装されていても不正確なダシャー
 各種チャクラ・チャート(パタキリシタ、サンガッタ、コタ、クールマ etc)
 シャドバラ
 グラハ・バラ
 ラーシ・バラ
 アシュタカヴァルガ

などを求めるための計算表も作っているところです。

で、

今回紹介するのはPACの集計表です。

PACというのは、

 Position: 在住
 Aspect: アスペクト
 Conjunction: コンジャンクション

のことです。
これに、星座交換のE

 Exchange:星座交換

が加わって、実際にはPAC-Eなんですが、
それを集計するためのスプレッドシートを作成しました。

アセンダントと9惑星の位置を入力してボタンを押すと、下図のような表が出力されます。

表(上図)の縦軸と横軸はいずれもハウス番号です。

見方を簡単に説明すると

たとえば(3、5)の座標に2という数字があります。

それは、

3室と5室がPAC-Eによって絡み合っており
その絡み合いの数が2であることを表しています。

たとえば、3室の支配星が5室に在住する
あるいは、3室と5室の支配星がコンジャンクトする
あるいは、5室の支配星が3室にアスペクトする

などがあるかどうかをチェックして
あればカウントしていくというものです。

数字が大きければ大きいほど、
それらのハウスが強く関連しあっていることを表します。

これをさらにハウスごとで集計したのが、右の表です。

これから、ハウスごとにPAC-Eのカウント数がわかります。

つまり、

どのテーマ(ハウス)に一番エネルギーが注がれているかが一目でわかります。
すなわち、そのホロスコープにおける中心テーマが浮かび上がってくるわけです。

それで実験的に

2009年から2020年までの20の ヒンドゥー・ニュー・イヤー・チャート について、
PAC-Eの集計をとり、時系列でプロットしてみました(下図)。

ヒンドゥーニューイヤーチャートというのは、
国ごとに毎年3~4月にある魚座の新月でもって作成し、
その国の1年を占う上で重要なホロスコープです。

とりあえず、

2009年から2020年までのヒンドゥー・ニュー・イヤー・チャートを日本について作成し
PACーEを集計し、そのなかから紛争に関するハウス(3室、6室、7室)の和をプロットしてみました。(実線)

横軸は時間軸(2009年~2020年)です。
縦軸はその年におけるPAC-Eのカウント数です。

日中・日韓の緊張の消長がでているのかどうかを見てみたかったのです。

あっ、そうそう。

「2013年、日本をとりまく周辺諸国との緊張は例年通りで特筆べきするものはなにもなかった」
とお感じになっておられる方も読者の中にはいらっしゃるようですので、
そういう方はここから先はスルーしてくださる方がよろしいかも知れません。

で、ご覧のように、

中国漁船衝突事件(2010.09.07)があった2010年、
グラフはひとつのピーク(35ポイント)を形成しています。

その後、2011年、2012年は谷を形成しますが、
2013年(昨年)も、ピーク(36ポイント)を示しています。

その後、

次のピークは2015年
そして、2018年2019年あたりか?

ついでに、

災厄、大量死屈辱、混乱を表す8室についてもプロットしてみました(点線)。

興味深いことに、2009年から2011年まで8室のポイントは高めの水準を保っています。

 2009年:政権交代
 2010年:中国漁船衝突事件、東北大震災
 2011年:福島原発問題

鳩山・菅政権のときで、混乱がきわまっていたときと一致しています。

※ 厳密にいえば3月11日に発生した東北大震災は2011年ではなくて2010年のニューイヤーチャートで見ることに注意。

そして、昨年2013年(屈辱)も8室のポイントは高くなっています。

さて、

もちろんこれだけで結論を出すことはしません。

問題となりそうな年の洗い出しの道具として
こういったマクロ分析がどの程度役に立つのか
というレベルの粗いはなしをしているのですから。

しかし、

そうなんだけど、この集計結果は、2018年2019年あたりについては
ヒンドゥーニューイヤーチャートから受ける私の全体的な印象とは違いました。

それで、

2013年について12のソーラーチャートを作成して
同様の分析をしてみると、
あまりきれいにでているようには見えませんでした。

う~ん、残念。

そう簡単に問屋が卸してはくれません。
ひとひねりも、ふたひねりも、まだ工夫が必要です。

過去に起きた紛争(印パ戦争、印中紛争、中東戦争など)の事例についても
同様の分析を試して有効性を検証してみましょうか・・・。

しかし、

方向性としてはよさそう・・・
というあわい希望・期待を抱いています。

近況報告でした。

ジョーティシュ・サンクチュアリー │ ヴリンダーヴァン
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