新動画シリーズ「インド占星術ラジオ」の第15回です。
鑑定でもっとも多く訊かれる質問のひとつがミッションです。
「わたしのミッションはなんでしょうか？」
だれでもみんな「ミッション」をもって生まれてきているといわれます。
もって生まれてきたはずの「ミッション」という青い鳥を求めて、ミッション・ジプシーになってしまう人もなかにはいらっしゃいます。
「ミッション」ってなんでしょうか？
インド的には、「ミッション」には特別の定義があります。
結論から言えば、「ミッション」をもって生まれてくる魂を「聖者（saint）」とか「救済者(saver)」と呼ぶようです。
ふつうの人間であるわたしたちは聖者でもなければ救済者でもありません。
困っている他人に手をさしのべることはできても、その人たちのカルマを背負ったり解消するような芸当は、わたしたちにはとうていできません。
わたしたちのほとんどは、過去生に積んだ自分のカルマをもてあまし、それを消化することだけに人生の大半の時間を費やし、そしてそれを解消しきるまで永遠と転生し続けます。
そのように仏教やヒンドゥー教、あるいはジャイナ教は説きます。
ところが、転生の因となる過去生のカルマをすでに解消し、転生する因がすでにないのにもかかわらず、衆生を救済するためにわざわざ生まれてくる魂が、ごくごく希に誕生します。
そういう魂は「ミッション」をもって生まれてくるといえるし、そういうカテゴリーに属するひとたちは聖者とか救済者とかいわれているようです。
たとえば、釈尊がそうでしたし、シャンカラチャリヤ、ミーラー・バーイー、ラーマクリシュナ・パラマハンサなどがそうでした。
そうはいっても、わたしたちのなかには「ミッション」ともいえるような利他の行為に従事する傾向の強い人もおります。
その傾向は、ホロスコープのなかにも現れていたりします。
今回の動画では、そのへんについて語っています。
お楽しみ下さい。
インド占星術ラジオ（第15回）～ミッションってあるの？
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