九冊目のペーパーバック『占星術が明かす教育の適性と進路』Amazonで好評発売中！

インド占星術の専門書です。インド占星術の基本を理解している方を対象としています。

子を持つ親にとって、子供の教育の適性と進路は最大の関心事です。
鑑定者はこのテーマについて有益な情報を、相談者に与えることができなければいけません。

また、専門職のキャリア形成は、教育の段階から始まります。
医師・弁護士・会計士・科学者・技術者などの専門性の高い職業に就く人は、専門分野に関する職業教育を事前に受けている場合がほとんどです。

教育は、親御さんにとっての関心事であるのみならず、本人にとっても10代から20代、そして30代にわたる長期間のキャリア形成に多大な影響を及ぼす最重要テーマです。

本書は、これらの意義を鑑み、教育の適性と進路の選定に関して適切な助言を、占星術家が相談者に与えることができるようになってほしいという意図のもとで書かれました。

著者ナヴァル・シンは、師であるKNラオの長年にわたるリサーチを2000年に引き継ぎ、その後、ブレークスルーを達成し、成果の一部を本書において中間報告というかたちでまとめました。

本書で扱う教育の分野は次のとおりです。

・理数系：数学、物理学、化学
・工学系：機械工学、土木工学、化学工学、電子・電気工学、コンピュータ工学
・生物系：微生物学、バイオテクノロジー、生化学
・医学系：医学
・経営学系：ホテル経営学
・その他：留学

いわゆる文化・社会科学系の分野は本書に含まれていません。
また、スポーツや芸術の分野も本書に含まれていません。

それらの分野について散発的なリサーチは、著者が所属する占星術教育機関（バーラティーヤ・ヴィディヤー・バヴァン）においてこれまでに角度を変えて何度も行われ、同機関が発行する占星術季刊誌に掲載されてきましたが、本というかたちにまとめられて出版されるに至っていません。

しかし賢明な読者は、本書のなかで公開されているパラメータとアプローチを多くのホロスコープに適用することで、それら未掲載の教育分野についても洞察を得ることができるであろうし、自ら独自に本書において展開されているようなリサーチを行うことができるはずです。

そもそも、教育と職業は、時代により種類も内容も変化します。
その変化を、占星術家は自らの力量によって敏感にかぎ取り、自らの鑑定スタイルを常に修正させ続けていかなければならない宿命にあります。

本書はそのときの指南書であり、すべての占星術家にとって座右の書となるべき一冊です。