中国にとって不都合なことは報道されない。
それがいまの日本のメディア空間です。
もしネットがなかったら、わたしたちが知り得なかったかもしれない事件はさぞかし多かったでしょう。
そして今日の話題は、そのひとつ、迫りくる米中軍事衝突の危機です。
「核保有国同士の米中が軍事衝突なんて…まさか…」
そうあなたは思うかも知れません。
この動画をごらんください。
【中国vs世界】先手打つのは米国?!米中武力衝突【及川幸久】
アメリカの本気度が伝わってきます。
アメリカのホロスコープです。

私の師匠KNラオらが時刻修正しました。
いまはアメリカはラーフ期(2018.10.15~2036.10.15)にあります。
ラーフは、12室の蟹座で水星とコンジャンクトしています。
引退のハウスである12室にあるので、このラーフ期のアメリカは
「戦後自認してきた世界の警察としての大役を辞して国内問題に集中し引きこもる」
みたいな論調がかつてネットで散見されましたが、はたしてそうなのでしょうか?
アメリカは1776年の独立以来250年を閲(けみ)してきました。
この間、ラーフ期は今回のも含めて3回ありました。
1回目:1778.10.15~1796.10.14
2回目:1898.10.15~1916.10.15
3回目:2018.10.15~2036.10.15
過去2回のラーフ期、アメリカはどうだったのか?
それを振り返ってみれば、いまのラーフ期のアメリカについて洞察が得られるはずです。
まず240年前のアメリカがはじめて経験したラーフ期(1778.10.15~1796.10.14)になにがあったのか?
ラーフ期が始まったとき、アメリカは独立戦争(1775~1783)の真っ最中でした。
戦場はアメリカですが、敵は大西洋を隔てたイギリスです。
そしてイギリスの敵国フランスもアメリカを応援し参戦しアメリカは独立を勝ち取りました。

では、2回目のラーフ期、つまり120年前のラーフ期(1898.10.15~1916.10.15)のアメリカはどうだったのでしょうか?
「アメリカ帝国の概念が最初に普及したのは、1898年の米西戦争と、続くフィリピンの併合(米比戦争)からである」(ウィキペディア)
これはアメリカの帝国主義のことです。
この時期はアメリカのラーフ期と符合します。
西部開拓を終えたアメリカは、国内に引きこもるどころか、スペイン相手の米西戦争に勝利してカリブ海からスペインを追い出し、キューバを保護領とし、太平洋の反対側に開拓(侵略)の新たなフロンティアを求めて、フィリピンとグアムを獲得し、ハワイを併合し、中国に門戸開放を迫りました。
12室のラーフ期に起きたことです。

240年前と120年前の二度のラーフ期の歴史をひもとけば、現在進行中のラーフ期にアメリカが、国内問題に集中して世界からその存在感を消していくような引きこもり状態になるとは考えにくいといえます。
二度あることは三度あるの故事にしたがうなら、三度目のラーフ期のいま、アメリカはやはりに戦争に従事することになるのでしょうか?
ポンペオ国務長官は、7月23日、カルフォルニア州ニクソン図書館できわめて重要な演説をしました。
「共産主義の中国と自由世界の未来」と題した演説で、ポンペオ国務長官は、中国との対決姿勢を鮮明にしました。
その要旨は次のようにまとめられます。
■これまでの関与政策(engagement policy)は中国国内の変革をもたらさなかった。
■歴代米政権は中国が自由と民主主義を享受すると信じてきたが、誤りだった。
■中国共産党の見方を変える必要がある。普通の国として扱うことはできない。
■民主主義国家による新たな同盟を構築すべき時だ。
■習近平は全体主義イデオロギーの信奉者だ。
参考:ポンペオ長官“怒りの演説”が中国共産党に突きつけた「究極の選択」
これは宣戦布告に等しいといえるほど重要な演説であるといわれています。
唐突ともいえる対中宣戦布告演説ですが、用意周到に段階を経て準備されています。
分水嶺は、6月17日のハワイ会談での決裂でした。
ポンペオ米国務長官と中国の外交担当トップの楊潔チ・共産党政治局員が6月17日、ハワイで会談し、決裂しました。
この時点で米中の亀裂は修復不能の段階に至ったと言われます。
次は7月13日のポンペイオ国務長官の南シナ海声明です。
要旨は次の通りです。
■中国が主張する九段線の占拠は違法行為と断定
■ベトナム、インドネシア、フィリピン、オーストラリア、日本との軍事連合を呼びかけ
■中国に対して南シナ海の軍事拠点を原状回復するよう要求
参考:米国務長官、南シナ海巡る中国の強硬姿勢は「完全に違法」 非難する声明発表
そこへきて、7月23日のポンペイオ国務長官の宣戦布告ともいえる重大演説です。
しかも、用意周到かつ入念に準備しています
■アメリカ建国図
7月22日から12月25日までの間、アメリカのダシャーはラーフ/ラーフ/金星期(Ra/Ra/Ve)です。

ラーフについてはすでに説明しました。
金星は、アメリカのホロスコープでは火星とコンジャンクトし、7室を支配する土星にアスペクトされています。 土星はラーフから見ても7室を支配しています。 7室は、戦争のハウスです。 火星は、戦争の惑星です。 金星は、それらの惑星と絡んでいます。 (3つの惑星が、火星と7室支配の土星と絡んでいます。アメリカがしょっちゅう戦争しているのはこのためです)
この時期のアメリカは、ready for waging war!(軍事行動の準備完了状態)、あるいはwar-like situation(戦争のような状態)にあります。
■トランプ大統領のホロスコープ
次に、トランプ大統領のホロスコープも見てみましょう。

現在、トランプ大統領のダシャーは木星/土星期(2019.01.03~2021.07.16)です。
土星は7室(戦争)を支配し、12室に在住しています。
チャラ・ダシャーは蟹座(Can: 2018.06.13~2026.06.13)です。
蟹座は12室でダーラーカーラカ(DK)の土星とギャーティーカーラカ(GK)の金星が在住しています。
DKもGKも戦争を意味します。
蟹座から見た7室の山羊座には、火星、ラーフ、ケートゥがジェイミニ・アスペクトしています。
ホロスコープは、アメリカもトランプ大統領も、戦争の時期にあることを示しています。
アメリカが中国に対して軍事行動を起こすとしたら、いま現在ありそうなシナリオとして次の次の2つが考えられます。
①台湾有事
②南シナ海原状回復
■シナリオ1
第1のシナリオは台湾有事です。
これも日本ではほとんど報じられていませんが、台湾に対する中国の脅威が日々高まっています。
次に中国が軍事行動を起こすとしたら、それは台湾だといわれています。
また、「機関砲のようなもの」を搭載した中国公船による尖閣諸島の領海侵犯も、前例のない100日連続を超えています。
中国は、尖閣諸島と台湾をセットで考えている結果にすぎません。
「台湾には空母20隻分の価値がある」とダグラス・マッカーサーはかつていいました。
もし中国に台湾を奪われ、台湾に中国の軍事基地が建設されたら、アメリカは西太平洋から手を引かざるを得なくなり、日本を含めたアジア諸国は、中国覇権の傘下で生存の道を選ばざるを得なくなるでしょう。
■シナリオ2
第2のシナリオは、南シナ海の原状回復です。
7月13日の南シナ海声明で、ポンペイオ国務長官は、中国が領有を主張する南シナ海の九段線の違法性を訴え、南シナ海の原状回復を求めています。
そして、そのためにベトナム、フィリピン、インドネシア、オーストラリアなどのアジア諸国にアメリカと連携するように呼びかけています。
中国の違法性を訴え、原状回復を求め、関連諸国に連帯を呼びかける。
これは軍事行動への布石にほかなりません。
■シナリオ1 vs シナリオ2
もしアメリカが軍事行動を起こすとしたら、南シナ海の場合と台湾の場合ではどう違うのでしょうか?
南シナ海にアメリカがアジア諸国と連帯して軍事行動を起こす場合、限定的なオペレーションで終わらせることができるが、それが台湾の場合は、中国とのあいだでとめどない軍事報復合戦へとエスカレートする可能性があると分析されています。
ポンペオ国務長官のこれまでの演説を見る限り、オーストラリアなどとともに南シナ海の原状回復をもとめた軍事行動に出る可能性が高いとみるべきでしょう。
しかし、もし台湾に有事があるなら、アメリカはそれを黙って看過することはないのではないかと思います。
そしていままさに日本は、踏み絵を踏まされています。

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