ひとつ前のブログでは次のようなことを結論として書きました。
戦争のエスカレーションは4月5日まで続く。
戦術核や化学兵器の使用も危惧されているが、あるとしたら、そのあたりかも??
根拠はトランジット(下図)です。

ウクライナ建国図のアセンダントの山羊座で
トランジットの火星と土星が28度で重なり合うのが4月5日。
①山羊座はウクライナにとって最も重要な星座(アセンダント)である。
②火星は山羊座の28度で最強になる(高揚点は28度)。
③火星と土星は、火星が支配するナクシャトラ(ダニシター)にある。
④トランジットの火星と土星は、ウクライナ建国図の月とも28度ジャストでコンジャンクトする。
⑤月は、戦争の7室を支配する。
⑥火星は戦争の惑星、火星と土星のコンビネーションは緊張・葛藤・衝突を生む。
2022年のロシアとウクライナ
その後、どうなるか?
ですが、インド占星術には新年図(ヒンドゥー・ニュー・イヤー・チャート)というテクニックがあります。
魚座で太陽と月がピッタリの度数で重なり合う瞬間のホロスコープは、それから一年間に何が起きるかを表わします。
ウクライナとロシアで2022年の新年図を作成してみました(下図)。

2022年4月1日に魚座で太陽と月がピッタリの度数で重なります。
キエフとモスクワでは緯度・経度が違うので、
同じタイミングで作成したホロスコープなのに、
上図のように両国のアセンダント(As)に違いが生じます。
どちらの新年図でも、山羊座で土星と火星が近接しています。
そこは、この一年間で一番問題が危惧される場所です。
山羊座は、ウクライナの新年図では9室ですが、ロシアの新年図では8室になります。
ウクライナとロシアを比べた場合、ロシアの方が問題は遙かに深刻です。
結論からいえば、ロシアはこの一年間、
8室のテーマについて大きな問題をかかえることになります。
8室が火星と土星によって深く傷ついているとき
国民の大量死、国の重要人物の死などが危惧されます。
戦争は長期化し、かつてないほどの厳しい西側諸国の経済制裁により、
ロシア軍の兵站は2週間以内に破綻し、
敗戦色が濃厚になるだろうと報道され始めています。
しかしその一方でプーチンは化学兵器部隊をウクライナに投入しました。
追い詰められつつあるプーチンが
はたして化学兵器を使用するかどうか?
そこに世界の耳目が集まっています。
長年プーチンを支えてきたエリート層や財閥オリガルヒは、
かれらの膨大な海外資産を凍結され、プーチンから離れつつあります。
無理筋の戦争の強行で将官クラスを7名も失った軍部の抵抗・離反、
つまりクーデターのうわさもささやかれ始めました。
「プーチンの戦争」につきあわされるロシア国民の厭戦気分が高まるのは時間の問題です。
もしプーチンが化学兵器の使用を強行すれば、
ロシアの世界的な孤立は決定的になるでしょう。
そうなった場合、経済的にロシアの崩壊は避けられず、
それを避ける道はただひとつ、大統領の交代です。
プーチンの失脚がロシアに残されたただひとつの道となったとき、
クーデター、反乱などでプーチンが失脚する(暗殺される)可能性は
けっこう高いのではないかと思います。
2022年のロシアの新年図からは、そう読み取れます。
次に、2022年のウクライナの新年図からは何が読み取れるのでしょうか?
新年図の10室には大吉星の木星と金星があります。
ロシア軍に対して強固な抵抗を示したゼレンスキー政権は
国際的に大きく株を上げるでしょう。
しかし金星は6室、木星は8室をそれぞれ支配します。
イメージアップの裏で不穏なこと・不吉ななにかが進行している可能性があります。
イデオロギー、宗教、信条を表す9室は火星と土星によって深く傷ついています。
ロシア軍の撃退に大きく貢献したアゾフ大隊に代表される極右勢力(ウクライナ民主主義)がウクライナの政治中枢を占めていくようになっていくおそれがあります。

今後のウクライナは
東欧地域における極右全体主義(ネオナチ)台頭の中心的な役割
を担っていくような不気味さが読み取れます。
2022年の東アジア
ところで、2022年の新年図は、東アジアでの緊張の高まりを示しています。
最後にそれについても簡単に触れておきましょう。
今回のウクライナ侵攻で一番漁夫の利をえているのは中国だといわれています。
その中国は、ロシアの出方、世界の反応などを慎重に観察しながら、
台湾にどうやって侵攻すべきかを思案中であると伝えられています。
核心的利益である台湾を中国が侵攻しないことはない。
問題は、それはいつか?
が専門家の間のコンセンサスのようです。
2022年の新年図は、台湾と中国にとって同じ結果を示しています。
それは、火星と土星によって深く傷つく山羊座は、
両国にとって7室になるということです。
7室は、戦争のハウスです。

中国の建国図は、わかっています(下図)。

現在のダシャーは水星/ケートゥ期です。
水星/ケートゥ期は問題の多いダシャーとしていられています。
チャラダシャーだと、牡牛座/山羊座期です。
牡牛座とそこから見た7室には火星とDKの月がジェイミニのアスペクをトしています。
山羊座にはDKが在住し、7室には火星が在住しています。
DK、火星、7室は戦争を意味します。
台湾の建国図はわかりませんが、ウクライナ戦争の影で、
台湾をめぐる東アジアの緊張はこれからとても高くなりそうです。
最後に、日本と韓国の2022年の新年図を見ておきましょう。

問題の山羊座は6室になります。
6室は国境紛争のハウスです。
台湾有事は、日本にとってそのまま尖閣諸島をめぐる国境紛争を意味します。
韓国に関しては、北朝鮮との国境問題が再燃する可能性がありそうですが、韓国、北朝鮮、台湾の建国図がわからないので、簡単に結論を出すわけには生きません。
結論:
・ロシアの化学兵器の使用 → プーチンの失脚
・ウクライナのイメージアップと極右化
・東アジア(とくに台湾)周辺の緊張の高まり
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