伝統的に中韓にやさしい地上波メディアではあまり大きく報道されていませんが
アメリカがついに中国に対して宣戦布告をしたも同然だという専門家の分析が
ネット上では目立っていますね。
何のことだかわからない方は
以下の記事・動画を参照されるとよろしいかと…。
習近平に絶縁宣言。中国を潰し台湾を守る決意を固めたアメリカ
2018.10.12 52 by 北野幸伯『ロシア政治経済ジャーナル』
世界一の戦略家が衝撃発言。米中対立は中国共産党の崩壊まで続く
2018.10.18 71 by 北野幸伯『ロシア政治経済ジャーナル』
アメリカの建国図です。
※ここで使用しているアメリカの建国図は基本的にKNラオが時刻修正したものです。
※上記では10:21となっていますが、Parashara’s Light 7.0上ではPhiladelphiaの緯度経度がJyotish-ONEとは若干違うので時刻は10:20:20となります。
このホロスコープによると、アメリカは2018年10月15日からラーフのダシャーに入りました。
ラーフの時期は、18年間続き、そのあいだラーフの結果がもたらされます。
ラーフは12室(引きこもり)の蟹座に在住しているので、
「アメリカは引きこもる(内向きになる)だろう」
みたいな予言をしている向きも一部ではあるようですが
はたしてそうなのでしょうか?
わたしなら、
120年前のラーフ期がどうだったかをまず調べます。
1898年10月15日、アメリカはラーフ期に入りました。
120年前のラーフ期にアメリカは何をしたか?
振り返ってみましょう。
- スペインと米西戦争を戦い(1898)
- ハワイを併合し(1898)
- フィリピンと米比戦争を戦い(1899)
- ニカラグアを占領(1912)
- ハイチを占領(1915)
- ドミニカ共和国を占領(1916)
あれあれあれ…。
ウィキペディアによれば
この時期は「アメリカ帝国主義の興隆」と形容されています。
そう、トランプ大統領がスピーチで繰り返すあの台詞(せりふ)
“Make America Great Again!”
って、このGreater America(地図)のことだったんですね!?
「引きこもり」と真逆のことが起きたのが、120年前のラーフ期でした。
「歴史に学べ」とは
まさにインド占星術のためにある言葉です。
12室には、外国、外国勢力による工作活動という意味もあります。
アメリカは、これまで見て見ぬふりをしてきた中国の対米工作活動に
正面から向き合うことにしました。
中国によるアメリカ国内での様々な工作活動が
アメリカの国益を著しく損なっているとして
トランプ大統領はほぼすべての分野で
中国を標的に経済戦争を仕掛けはじめました。
今回ばかりは超党派で中国たたきが起きているので
たとえ共和党政権から民主党政権に変わっても
アメリカはそう簡単に矛先を納めそうもありません。
ラーフが在住する蟹座の支配星は月です。
月は7室に在住しています。
7室は戦争のハウスです。
安倍首相は経団連の強い要請に応えるかたちで
手みやげを携えて中国を訪問しています。
経団連は高をくくって
「どうせトランプは中国と適当なところでディールをするだろう」
と考えているのかも知れません。
しかし
「今回は違う!アメリカは本気だ!」
そう中国ウオッチャーたちは警告しています。
たとえば日本の大学にも少しずつ浸透しつつある孔子学院は
アメリカでは中国の工作機関(エージェント)と認定されてしまったようですね。
ということで
はじまったばかりのラーフ期ですが
アメリカの引きこもり…はなさそうです、ね。
もちろん
トランジットや他のダシャー(惑星期間)は120年前とは異なるので、
120年前のラーフ期とまったく同じ結果になるとは限りませんが…。