教育シリーズ、今回は電気工学です。
ところで、電気工学と電子工学、
その違いはなんなのでしょう?
いわゆる強電を扱う分野が電気工学、
弱電を扱う分野が電子工学。
そのようにわたしは理解していました。
じゃあ強電と弱電の違ってなんなのでしょう?
強電と弱電の違いについてすこし調べてみました。
切り口がいくつかあるようです。
①感電事故の恐れがあるかないかの違い
強電:感電事故のおそれのある「電気工作物(電気事業法に記載)」
弱電:感電事故のおそれのない、電気機器・設備等
②電気をエネルギーとして扱うか、信号として扱うのかの違い
強電:電気をエネルギー源として取り扱う
弱電:電気を信号を伝送する媒体として取り扱う
③電子素子を扱っているかどうかの違い
強電:真空管やトランジスターなどの電子素子を使っていない分野(送電、配線関係)
弱電:電子素子を使っている分野
なるほどーっ。
でも、そもそも強電と弱電という言葉を最近ほとんど聞かなくなりましたね。
死語になりつつあるのでしょうか。
さて
今回は電気工学を修めた人のホロスコープの解説です。
パラメータは、太陽、火星(あるいは土星)、そして火の星座です。
出典
書籍:『Planets and Education』(2008)
著者:Naval Singh

事例
1988年、地元の大学で電気工学を学び、現在(2008年)、IT関連会社でマネージャーを務めています。
ラーシ(D1)
DOB:1971年7月26日
TOB:8:40
POB:Shivpuri
5室は双子座、風の星座です。
5室を支配する水星は、7室の獅子座に在住し、ケートゥのナクシャトラに在住しています。
獅子座は火の星座です。
ケートゥは太陽とコンジャンクトしています。
水星には、10室を支配して高揚する火星がアスペクトしています。
このように、5室は太陽と火星の影響下にあります。
そして10室と5室も絡み合っています。
ナヴァーンシャ(D9)

ナヴァーンシャの5室は、火星が支配する火の星座です。
そこには土星が在住しています。
5室を支配する火星は、10室で太陽とコンジャンクトしています。
5室と10室のリンクが生じています。
このように、5室と火の星座、火星、太陽が、ラーシ(D1)でもナヴァーンシャ(D9)でも絡み合っています。
かれが電気工学を専攻した理由です。
ダシャー
1988年、かれは地元のスラート大学で電気工学を専攻しました。
火星/ラーフ/火星期でした。
ラーシ(D1)
マハーダシャー・ロードとプラティアンタルダシャー・ロードの火星は、10室を支配して高揚し、太陽の星座に在住する太陽と水星にアスペクトしています。
水星は5室を支配しています。
アンタルダシャー・ロードのラーフは、10室を支配する火星とコンジャンクトし、太陽にアスペクトしています。
ナヴァーンシャ(D9)
マハーダシャーとプラティアンタルダシャーを支配する火星は、5室を支配し、水星が支配する10室で太陽とコンジャンクトしています。
アンタルダシャー・ロードのラーフは、高揚する木星および金星と8室でコンジャンクトしています。
マハーダシャー・ロードの火星から見ると、ラーフは11室に在住しています。
これは優秀な結果を出す上で好ましい配置です。
このように、ダシャーの支配星(ダシャー・ロード)は、ラーシ(D1)でもナヴァーンシャ(D9)でも、5室と10室、火星、太陽と絡み合っています。