たいへん長らくお待たせしました。
開講が半年に一度あるかどうかのわたしの基礎コース「ゼロから始めるインド占星術」、もう第19期になりますが、3月20日に開講することになりました。
今回から本講座(30回)の他に回ごとにワーク(演習)も加わり、この種のコースにしてはいまだかつてないほど充実した内容をご提供できることになりました。
まもなく公募をはじめたいと思います。
ご興味がおありの方はこのサイトをときどきのぞいてください。
さて、本題です。
たまには占星術のはなしをしましょう。
バイデンの宣誓式のホロスコープについてすこし論じてみたいと思います。
でもさ、そもそも論なんですが…
①バイデンは正式に宣誓したの?
②ロサンゼルスのキャッスル・ロック・スタジオではなくてちゃんとワシントンDCで宣誓を行ったの?
③宣誓式は録画・編集した映像を中継と称して放映したんじゃないの?
④バイデンはワシントンDCのホワイト・ハウスの執務室で仕事をしているの?
という大いなる疑義があるなかで、バイデンの宣誓式のホロスコープを見るってどうなの?
という大いなる迷いがあります。
あくまでも上記の疑義はなかったという前提のもと、1月20日にバイデンがワシントンDCで宣誓を行い、それが生中継されたという仮定の下でホロスコープを作成し議論をしようと思います。
バイデンが宣誓をした瞬間・場所で作成したホロスコープです。
これはバイデン政権(仮)のホロスコープといえます。
結論から言うと、結構強い。
すくなくとも見かけ上は…。
ケーンドラ・ハウス(1室、10室)に惑星が集中しています。
ラグナ・ロードの火星はラグナで4室を支配する月とコンジャンクトしています。
政権を表す10室には、10室の支配星を含む4つの惑星が集中しています。
しかしよく見ると問題だらけです。
たとえば、政権を表す10室には、3室、6室、8室、12室が絡んでいます。
玉座を表す4室には、6室を支配する水星、8室を支配する火星、12室を支配する木星がアスペクトしています。
4室は野党、共和党を表します。
共和党からの激しい攻撃、仲間割れ(3室)、謀略(8室)、外国の介入(12室)などで激しく揺さぶれるでしょう。
ナヴァーンシャ(D9)では、ラグナ・ロードの太陽は6室を支配する土星と8室でコンジャンクトしています。
D1のラグナ・ロードの火星は12室で減衰しています。
ここでも10室に、6室(土星)、8室(木星)、12室(月)が絡んでいます。
4年間の任期をまっとうするのは難しそう
次にアメリカの建国図で見てみましょう。
これも前提条件があります。
アメリカ合衆国がまだ終了していないという前提です。
ヴィムショッタリー・ダシャー
現在のアメリカ合衆国のヴィムショッタリー・ダシャーはラーフ(Ra)期(2018.10~2036.10)です。
ラーフ(Ra)は12室に在住しています。
ラーフ(Ra)のディスポジターの月は、戦争の7室に在住しています。
1771年7月4日の建国以来、アメリカ合衆国はラーフ期を2度経験してきました。
最初のラーフ期は、1778年~1796年でした。
独立戦争(1775年4月19日~1783年9月3日)の時期とほぼほぼ重なっています。
2度目のラーフ期は、1898年~1916年でした。
アメリカ帝国主義の時代と重なります。
西部開拓を終え西海岸にまでフロンティアを開拓しつくしたアメリカは、1890年代からは海外領土の獲得に向かいます。
プエルトリコ、フィリピン、グァムを領有し、キューバを保護国化し、ハワイを併合しました。
主な戦争:
1898年:米西戦争
1899年:米比戦争
過去2度のラーフ期、アメリカは外国(12室)との戦争を経験しました。
チャラ・ダシャー
ジェイミニのチャラダシャーで見ると、アメリカ合衆国は2021年7月から水瓶座(Aqu)のダシャーが始まります。
建国以来、アメリカ合衆国は水瓶座(Aqu)のダシャーを4度経験してきました。
過去の水瓶座(Aqu)のダシャーを振り返ってみましょう。
1805~1812: 米英戦争の勃発(第2次独立戦争)
1859~1865: 南北戦争
1913~1920: 第一次世界大戦
1969~1976: ベトナム戦争の末期そして敗北
4回とも、アメリカは大きな戦争にコミットしていたことがわかります。
さて、2018年からアメリカ合衆国はラーフ期になり、今年の7月から水瓶座(Aqu)期に入ります。
ラーフ期も水瓶座期も、過去においてアメリカは戦争と深く関わってきた
ちょっとヤバくない?
ただし、冒頭でことわったとおり、アメリカ合衆国は今回の大統領選挙で終了し、新しい国家体制が1月20日をもって開始したのであれば、まったく別のストーリーが展開すると思います。
たとえアメリカ合衆国が終わろうとも、バイデンの宣誓がフェイクだったとしても、そういうことに関係なく使えるホロスコープがあります。
それは、ヒンドゥー・ニュー・イヤー・チャート(チャイトラ・シュクラ・プラティパダー:चैत्र शुक्ल प्रतिपदा )です。
かつてラオ先生と親しかった某占星術家は、このヒンドゥー・ニュー・イヤー・チャートだけを使ってJFケネディーの暗殺を予言し、的中させました。
アメリカ建国図もJFケネディーのホロスコープもわからなかったのに…です。
2021年のヒンドゥー・ニュー・イヤー・チャートは、これです。
このホロスコープから、2021年4月11日から向こう1年間にアメリカで起こることがわかります。
まず目に飛び込んでくるのは、7室でコンジャンクトする火星とラーフです。
この火星は、6室を支配し、7室を支配する金星と星座交換しています。
これは激しい争い・戦いです。
次に5室に目が行きます。
5室では、10室を支配する太陽と9室を支配する月が、8室を支配する水星とコンジャンクトしています。
大きな変化をともなうような、急激な変化、新しいことが始まろうとしています。
次に、アメリカ合衆国の建国図のラグナ(獅子座)から見ます。
ラグナ・ロードの太陽と12室を支配する月が8室でコンジャンクトしています。
変容をともなうような大きな変化が起きようとしています。
それに2室と11室を支配する水星が絡んでいます。
経済・金融システム、あるいは憲法上の大きな変化を示しています。
獅子座から見た9室と10室の間で星座交換があります。
10室では、火星とラーフがコンジャンクトしています。
2021年、激しい争い・戦争があり、大刷新、あるいは急激な変化が、アメリカの政治中枢で起きようとしている。
以上をまとめると、このようになります。
①宣誓式のホロスコープは、バイデン政権が任期をまっとうするのは難しいことを示している。
②アメリカ合衆国建国図では、過去においてきまって戦争を経験してきたダシャーが始まって(始まろうと)している。
③2021年のヒンドゥー・ニューイヤー・チャートも、今年が争い・戦争を示しているが、同時に大刷新をともなう変革が訪れようとしている。
ということで、シリーズでお届けしてきた「アメリカ大統領不正選挙」は今回で一段落とします。
大きな進展がありましたら、その都度フォローしていくことになろうかと思います。
次回以降はしばらくのあいだ、12月に開催した質疑応答のライブセッションを少しずつ紹介していこうと思います。
いや~、それにしても、たいへんな世の中になりましたね~。
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