カズオ・イシグロ氏がノーベル文学賞を受賞しましたね。
カズオ・イシグロ氏が長編小説『The Remains of the Day』でブッカー賞を受賞したとき、
わたしはイギリスに滞在していて、日本人として誇らしくBBCの報道を見ていました。
イシグロ氏のノーベル文学賞受賞の速報に接した昨夜、その当時のことを懐かしく思い出しました。
それで興味をおぼえ、ホロスコープを見てみました。
イシグロ氏は日系人ですが国籍はイギリスです。
イシグロ氏のホロスコープはわかりませんが、イギリスのホロスコープならわかります。
ノーベル賞受賞ほどのことなら、イギリスのホロスコープにも出ているはずです。
ヒンドゥー・ニュー・イヤー・ホロスコープ
まず2017年のイギリスのヒンドゥー・ニュー・イヤー・ホロスコープから見ていきましょう。

11室を支配する金星が4室で高揚しています。
5室を支配する火星は5室から、11室にアスペクトしています。
それぞれに木星と水星がアスペクトしています。
建国図
次に、イギリスの建国図を見てみましょう。
1801年1月1日;00:00;London
ソースは『The Book of World Horoscopes』(Nicholas Campion)です。
不自然な建国日時ですが、KNラオによれば、それでも歴史事実に照らすと比較的よく説明できるといいます。
今回の件が説明できるかどうか、このホロスコープで検討してみましょう。
ダシャーはラーフ/木星/ラーフ期(2017.09.18~2018.012.8)です。
マハー・ダシャーとプラティアンタル・ダシャーを支配するラーフは7室の魚座に在住し、
そのディスポジターの木星は11室で高揚しています。
木星はアンタルダシャーロードで11室から5室とラーフにアスペクトしています。
木星は1室と10室を支配して3室に在住する水星にもアスペクトしています。
ダシャーンシャ(D10)を見てみましょう。

ダシャーロードの木星とラーフは、11室を支配する太陽とコンジャンクトしています。
木星は5室にアスペクトし、水星と星座交換しています。
以上、ヒンドゥー・ニュー・イヤー・ホロスコープでも建国図でも、
ダシャーの支配星が5室、11室、水星、木星にしつこく絡んでいますね。