マンデーン

日本建国図が明かす次期首相の資質

水曜日の決戦日を目前に控え、自民党総裁選挙が耳目を集めています。
すでに大半の自民党員が投票したとされています。

河野太郎候補がやや優勢で、次が岸田候補
そして髙市候補が岸田候補に肉薄している
と報道されています。

しかしメディアはいろいろと盛るので
ほんとうのことはよくわかりません。

さらに、河野候補は自身も株主である親族会社
中国とずぶずぶの関係にあり
中共から特別の待遇を受けている
という事実が判明するに及び
メディアが演出してきた河野人気もさすがにピークアウト

※この親族会社は、最大4割までしか外国人は株を保有できないとされる中国内で、6割もの株の保有が許されるという待遇をうけている。

でも、メディアはそれをあまり問題にしていないみたいです。

いずれにせよ、自民党総裁選の行方は読みにくくなっています。

ネットでは、昨夜のMr.サンデー木村太郎さんが
「自民党が本当に保守党なら高市早苗さんを選ぶはず」
と予想したことが話題になっています。

ところで

社会占星術とよばれるマンデーン占星術は、選挙の結果を予測することにも使われます。
わが師匠・KNラオは、占星術を用いて政治家の当落選から失脚、暗殺まで高い精度で予測してきました。

日本でもそれができればいいのですが、そのためには次のホロスコープが必要です。

①候補者のホロスコープ
②政党のホロスコープ
③国のホロスコープ

今回は自民党総裁選なので
②と③がなくても、①候補者のホロスコープさえあれば
だれが総裁選に勝利するかを予測することは可能です。

しかし、総裁選に立候補している4人のホロスコープは
残念ながらひとつもわかりません。

もちろんウィキペディアなどから
各候補の誕生日はわかります。

髙市早苗候補はブログで
生まれた時刻は早朝だったはずだから」
と書いています。

早朝は一般的な感覚だと
夜明けの1~2時間前でしょうか。

※気象庁予報用語:一般の人が活動を始める前。季節、地域にもよるが「夜明け」からおよそ1~2時間

奈良市の3月7日の夜明けは6時20分くらいなので
早朝は午前4時~7時くらいと見るのが妥当かもしれません。

もしそうだとすると髙市早苗候補のアセンダント
山羊座水瓶座になるだろうことは予想がつきます。

アセンダントが山羊座水瓶座のどちらか?については
もっと時間をかけて慎重に検討していくべきところです。

※ここで拙速にアセンダントを決めつけようものなら、師匠のラオ先生から「この astro-fool めが!」と怒られかねません。

わたしの友人は
4候補の誕生日だけから(つまり出生時間を考慮せず)
よく知られている古典的なテクニックを使って分析し
首相としての適性は4人の中では髙市候補が一番高い
という考察を清水グループ内の掲示板に投稿しました。

「なるほど」とわたしは思いましたが
適性と総裁選の当選にはあまり相関はありません。

もし首相になったら長期政権になるかも知れない
という程度の予測には役立ちますが…。

ところで、前回のブログでわたしは
10年前にKNラオ、ディーパック・ビサリアの両先生に
手伝ってもらいながら特定した日本建国図によると
女性が活躍しそうな時期にちょうどいま日本はさしかかっている
と書きました。

今回は、2022年12月から始まるケートゥ期の簡単な分析から
ケートゥ期にふさわしい首相の資質について少し書いてみたいと思います。

もしこのホロスコープが正しければ、
2022年12月からケートゥ(Ke)期が始まります。

ケートゥ期の日本になにが起きるのか?

まずはこの問いかけからはじめましょう。

1)経済的な試練: 
 

12室のカーラカ(表示体)であるケートゥには
金欠という象意があります。

1980年代にケートゥ期を過ごしたインドは
破産寸前に追い込まれました。

ケートゥ期の日本も
ある程度の経済的な試練を
経験せざるを得ないでしょう。

経済の負の要因はいろいろ思いつきますが
とりあえず3つ挙げておきましょう。

①コロナ禍の後遺症

まずはコロナ禍の後遺症です。

自助努力を強調してきた管政権は
経済活動の自粛を呼びかけながら
中小零細企業への救済策に関しては無為・無策でした。

コロナ禍での自粛要請で
多くの中小零細企業倒産していっています。

ただでさえデフレ下にある日本で
経済活動の自粛を要請しておきながら
苦境に立つ事業者への経済保証を渋ってきた日本政府は
中小零細企業を見殺しにしてきたも同然です。

コロナ禍のあとに来るであろう復興期において
復興すべき企業の数が大きく減じてしまった日本は
スタート地点から国際競争力を失い
大きなハンディを背負うことになります。

②中国のデフォルト危機

もうひとつは恒大集団の破綻です。

第2のリーマンショックはなんとか回避できましたが
中国全体の経済悪化は避けられないといわれています。

中国に主たる生産拠点を移し
中国経済に強く依存してしまった多くの日本企業は
中国と運命をともにするしかありません。

③アメリカのデフォルト危機

もうひとつの要因はバイデン政権下で大きく進んだ借金問題です。

民主・共和両党はデフォルト回避のための連邦債務上限引き上げ
を巡って攻防を繰り広げています。

一方、日本は中国に次いで米国債を多く所有しています。

アメリカ政府が舵取りを誤ると
中国の前にアメリカがデフォルトを起こし
日本は巨額の債権放棄を迫られることになります。

2)外国人問題

ケートゥは外国人のカーラカでもあります。
国内での外国人問題もケートゥ期に大きくなりそうです。

EUの移民政策の失敗に学ぼうとしない日本は
移民を増やし続けた結果
世界第4位移民大国になってしまいました。

その多くは技能実習生という名目の奴隷労働者ですが
ケートゥ期に不況が長引けば
しわ寄せは彼らに向かいます。

雇用条件が悪化して奴隷労働が常態化すれば
技能実習先から逃亡して地下に潜り
治安悪化を招くなど大きな社会問題となるでしょう。

もうひとつの外国人問題は
中国との関係悪化です。

2022年の北京オリンピックが終わると
中国は台湾を取りに来るだろう
といわれています。

いやいや台湾の前に
まず尖閣諸島を取りに来るだろう
というのは地政学的に一番ありそうなシナリオです。

日中関係は一気に悪化しますが
問題なのは国防動員法です。

日本に帰化した中国人
そして日本に滞在する中国人は
100万人を超えています。

有事の際、たとえ国外に住んでいても
かれらが中国の利益のために行動することを強要するのが
この国防動員法です。

でなければ、本国の親戚家族に害が及ぶ恐れがあるのです。

3)シーレーン防衛

ケートゥはラーフとセットで考えられるのが普通です。

日本建国図のラーフ=ケートゥ軸は3室9室にまたがっています。
3-9の軸は、日本にとってシーレーン防衛を意味します。

日本のシーレーンは、台湾、南西シナ海、マラッカ海峡、ホルムズ海峡、スエズ運河にまたがります。

このうち、台湾、南西シナ海、マラッカ海峡までは、
中国の軍事的脅威にさらされています。

ホルムズ海峡からスエズ運河までは
今後不安定化がますます進むであろう中東地域に大きく依存しています。

日本のエネルギー自給率は11%
食糧自給率カロリーベースで37%と低く
シーレーン防衛が崩れると半年も持たないとされています。

そのときは経済・政治・国家安全保障・食料のあらゆる局面で国民は崖っぷちにたたされることになるでしょう。

4)良い意味でのナショナリズムの台頭

しかし、ケートゥ期には大きな希望もあります。

一般にケートゥは、ケートゥに絡む惑星の結果をもたらします。

ケートゥには木星がアスペクトし
ディスポジターは太陽です。

つまりケートゥ期には
木星太陽の結果ももたらされます。

木星は5室で太陽とコンジャンクトし
ラージャ・ラクシャン・ヨーガを形成しています。

太陽は9室を支配して5室で高揚し
木星は1室を支配して太陽とコンジャンクトし
さらに5室を支配する火星が11室から
太陽木星にアスペクトしていて
1-5-9の最強のコンビネーションを形成しています。

1-5-9室は、伝統・威厳・(良い意味での)ナショナリズムを表します。
ケートゥ期は、日本の威厳・ほんらいの日本的なものが高揚する時期です。

自民党の次期総裁
ほぼ間違いなく次の首相になります。

では4人の総裁候補のうち、
だれが日本に威厳とほんらいの日本らしさ
もたらす資質を備えているのでしょう?

戦後、アメリカは日本を事実上アメリカの保護国として扱い
草刈り場としてきました。 

2000年代以降はそれに中国も加わり
中国にとっての草刈り場にもなってきました。

歴代の自民党総裁
親米か親中のちがいはあれど
草刈り場番人として米中の顔色をうかがい
命脈をたもってきました。

しかしここにきて
親米親中のリーダーしか輩出してこなかった自民党に
ようやく親日のリーダーが登場する機運
高まってきているといえます。

※第一次安倍政権は親日色を前面に出したので親米・親中議員たちに足を引っ張られ崩壊した。第2次安倍政権は親日色を消し、親米・親中勢力(国会議員、経団連、財務省)におもねったので長期政権を維持することができた。

今回の自民党総裁選はいまのところ隠れ親中派議員の河野太郎がかなり優勢です。

しかし髙市候補の出馬は数少ない親日議員の結束をもたらし
たとえ今回の総裁選で負けても
次回の総裁選までに親日議員の勢力を拡大させ
次期総裁選では親日のリーダーを生む大きなうなりとなる可能性をわたしは感じています。

髙市候補のホロスコープ

以上が日本建国図ケートゥ期の考察です。

4人の候補のうち
上に述べた問題について強い問題意識を持ち
同時に明快な回答を持ち合わせているのは
髙市早苗候補しかいないようにわたしにはみえます。

最後に髙市候補のホロスコープをわたしなりに分析してみました。

すでに上で書いたとおり
アセンダントは山羊座、水瓶座の可能性が高いのですが
射手座の可能性も含めて検討してみました。

その結果、髙市候補は今回の総裁選挙はまずまず善戦
勝利する可能性すら強く感じました。

しかし大きな運気としてはまだそれほど強くなく
負ける可能性もけっして低くありません。

しかしおそらく次の総裁選挙では彼女は人生で最強の運気をむかえます。
そのときは髙市首相の誕生かなり現実的になるのでないかと思います。

そしてそのときは日本は戦争のような状況に置かれている可能性があることも
彼女のホロスコープから読み取ることができました。
(つまり戦時宰相として髙市首相が出現する可能性があるということ)

 

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