南北朝鮮の融和?
ピョンチャン(平昌)オリンピックが開催されていますね。
南北朝鮮の融和が進んでいるかのようなムードが演出されています。
でも、
北朝鮮がそうやって時間稼ぎをしていることくらい、みんな知っています。
アメリカの攻撃を恐れる北朝鮮は、韓国を抱き込んで核開発に必要な時間を稼ぎ、
有事の際は、韓国を防波堤とする算段です。
日米の安全保障関係者は、北朝鮮の時間稼ぎに積極的に荷担する文在寅政権の一挙手一投足を
苦々しい想いで見守っているそうです。
このまま放置すると大陸間弾道弾は完成し、
核兵器はいずれイランの手に渡る。
北朝鮮とイランの核兵器開発は連動しているので、
両国は協力関係にある、すくなくとも資金援助を北朝鮮はイランから受けていると疑われており、
イランが核兵器を所有するのも時間の問題とされています。
サウジアラビアとイスラエルはそれを一番恐れていて、
とくにイスラエルは「イランをなんとかしろ」とアメリカをせっついているそうです。
北朝鮮よりむしろ中東の危機の方が深刻だと言われているくらいです。
ということで、
第二次世界大戦後いちばん戦争を行ってきたアメリカに
北朝鮮を非難する資格があるかどうかの是非は
おいといて…
いま世界は東アジアと中東に大きな爆弾を抱えているようです。
その爆弾の導火線に火がつくのは時間の問題で、
着火の時期はいつか?
に問題がすでにシフトしているかのようです。
分析
さて、
戦争に関する分析に必要(役に立つ)ホロスコープの種類は、次の通りです。
①建国図
②建国図から導出されるヴァルシャファラ・チャート
③ヒンドゥー・ニュー・イヤー・チャート
④新月図と満月図
⑤ラーシ・サンガッタ・チャクラ
「2018年はヤバそうだよ」という記事はすでに2017.09.27に書きました。
このことは、実はわたしは2年前から周りに語ってきました。
今回はその続編、トランジット分析の結果です。
3月から11月までの新月・満月図を検討し、
それぞれについてラーシ・サンガッタ・チャクラを作成してみました。
結論から言えば、
火星が射手座に入って水瓶座に抜けるまでの期間(3月~11月)、
緊張はけっこう高いままで推移するでしょう。
火星は、3月7日に射手座に入り、そこで土星とコンジャンクトします。
射手座は日本建国図の1室です。
土星と火星は、そこから7室(戦争)にアスペクトします。
5月3日、火星は山羊座に入り、そこでケートゥとコンジャンクトします。
火星は、山羊座で逆行・順行を繰り返し、半年間居続けます。
山羊座は、安倍首相の7室(戦争)です。
日本建国図の8室にはラーフが在住し、
そこに火星が山羊座から半年間アスペクトし続けます。
8室は、指導者の死、大きな災難・災厄、大量の死などを表す最悪のハウスです。
さて
4月の満月図のラーシ・サンガッタ・チャクラは以下の通りです。
アセンダント(As)は、ラーフ、そして火星と土星によって傷ついています。
4(蟹座)は安倍首相の1室、9(射手座)は日本建国図の1室、5(獅子座)はアメリカとトランプ大統領の1室です。
7月の満月図は以下の通りです。
ラーフ、ケートゥ、火星(逆行)、太陽を含む6つの惑星が1-7の軸に集中しています。
1室、7室、月、太陽が傷つき、戦争のコンビネーションを形成しています。
日本建国図の8室が深く傷つき、
安倍首相の1-7軸が深く傷ついています。
さらにこの日(7月28日)は、皆既月食の日でもあります。
これも戦争の要因の一つです。
過去記事
わたしは鑑定でもそうですが、ホロスコープを見るときは、
過去から現在までの経年変化も見るようにしています。
ここでの記事でも、書いて「はい終わり」ではなく、
とくにマンデーン占星術の場合は、
その後の推移も観察するようにしています。
過去の分析の結果を観察しつつ、その先を読むように心がけています。
参考になる過去記事を紹介しましょう。
そしてもうふたつ…
Looming Crisis: Japanese-Sino Border Clash?
※注意※ 危機管理の文脈でお読みください
①戦争が勃発すると予言しているわけではありませんので、ご注意ください。
②もしアメリカが北朝鮮を攻撃するとしたら、という仮定・仮説の上で、それはいつの時期になりそうか?というはなしを書いています。
③現代では、今回のような核兵器がらみのAggression(紛争)が起こるとした場合、多くの国の利害が絡んでくるので、戦争の予言は昔と比べものにならないくらい困難です。
④北朝鮮、韓国のホロスコープも見る必要があるし、ロシア、中国、アメリカのホロスコープ、そしてそれらの国のリーダーのホロスコープも併せて検討する必要がありますが、当事国の北朝鮮と韓国のホロスコープおよびそれらの国のリーダーのホロスコープがありません。
⑤そういう制約の中で、「いつがヤバそうか」をトランジットを元に観察した結果を書いているに過ぎません。
⑥似たような例として2000年の印パ紛争の危機を思い出します。ホロスコープ的には「戦争はほぼ間違いなし」だったのですが、結局、戦争にはなりませんでした。インドとパキスタン以外の国からの力学(プレッシャー)があったからだと理解されます。今回も、同様の国際政治力学が働く可能性は当然あり得ます。
⑦以上のことは、危機管理リテラシーが普通におありの方なら、危機管理の文脈のなかで読み取ってくださり、とうぜん了解されるものと期待します。