8日目は、ラオ先生による「カーラサルパ・ヨーガに騙されるな」でした。
カーラサルパ・ヨーガで相談者を脅し高額な処方を勧めて大金を巻き上げる占星術家はインドなどではけっこういるそうです。
しかし日本では、そういうはなしはほとんど聞きません。
でも最近、「100万円の宝石を勧められた」とか「高額なコースを受けたけど…」という声をボチボチ聞くようになりましたね…。
さてこの回も、ラオ先生の警告から始まりました。

人を騙して大儲けをしていた占星術家のはなしをしよう。
かれはよくわたしに会いに来ていた。
かれはサンスクリットができた。
かれは人のホロスコープについて良くないところを指摘して恐怖させ、お金を巻き上げていた。
かれはカルマ・カーンダ(祭式)を知っていた。
「もしこれこれの金額を支払えば、護摩を焚いてあげよう、グラハ・シャーンティをしてあげよう」
そういっては客から金を巻き上げていた。
一度かれがわたしに会いにきたとき、わたしは警告した。
「いずれひどい目に遭うから、止めなさい」
以来、かれはわたしに会いに来なくなった。
ある日、バーラティーヤ・ヴィディヤー・バヴァン の女性がかれに騙された。
かれは、三万三千ルピーを彼女から巻き上げていた。
それを聞いて、わたしはこの老人に電話した。
「あなたはすでにカルマが返ってくる時期に入っている」
「もう止めなさい」
そして…
かれの次男が自殺した。
かれ自身も事故に遭った。
かれは外出をするのを怖がった。
四六時中、恐怖で身を震わせていた。
そしてまた家の中で悲劇が起きた。
最後にかれも死んだ。
かれは、わたしの警告を聞かなかった。
だから心して聞きなさい。
もし占星術を学び、そしてそれで稼ぐなら、正直に行いなさい。
こういうことをして無事だった占星術家を、ラオ先生は「一人として知らない」ともいっていました。
気をつけましょう。