占星術を学ぶ動機は、次の4つに分類されるそうです。
①問題解決
②好奇心
③スピリチュアルな動機
④野心
①問題解決
最初のカテゴリーは
解決したい問題を抱えている人たち。
たまたま大きな躓(つまず)きを経験し
たまたま占星術に接する機会があって
ためしに鑑定を受けてみたら
状況がよく理解できた。
その先に
問題解決のヒントがあるのではないか?
そう思って占星術を学び始める…。
こういう人は
問題が解決すると
占星術から離れていきます。
あるいは
占星術を使って自分で問題を解決できるようになるまでに
かなり時間がかかることがわかると
離れていきます。
②好奇心
次のカテゴリーは
占星術の仕組みや成り立ちに
好奇心を抱いている人たち。
どうして占星術はあたるんだろう?
占星術に大きな神秘、奥義が
隠されているのではないか?
占星術の謎解きを動機に
占星術を学び始める人です。
このカテゴリーの人なかから
占星術の探求をライフワークとする人が出てきます。
わたしはこのカテゴリーかなぁ~。
③スピリチュアルな動機
第3のカテゴリーは
占星術に真理を求めて
占星術を学び始める人たちです。
こういう人たちは
ある段階から占星術から離れ
スピリチュアルな実践に没頭するようになるそうです。
KNラオのジョーティシュ・グル
バースカーラナンダジがそうでした。
バースカーラナンダジは
晩年になるとホロスコープを見なくなったそうです。
それでも
リーディングをすることができたそうです。
KNラオもこのカテゴリーでした。
何度も占星術から足を洗おうとしましたが
そのつどグルたちから
「おまえにはミッションがある」
そう説得され続けてきました。
④野心
占星術で
ひと旗あげてやろう
ひと財産を築いてやろう
名をなしてやろう
そういうことを
第一義的な目的とする人たちです。
一人前の占星術家になるのは
一人前の職人になるのと同じです。
一人前の占星術家に成長するまでには
多大の労力と時間を要します。
しかし
このカテゴリーに属する人たちは
それを嫌い
最短の成果を
性急に求める傾向があります。
そして
習得に要する時間を節約し
商品として販売しやすくするために
占星術のねつ造(破壊)を繰り返します。
仕入れにかかる時間すら惜しんで
パクリ(偸盗)もやり放題です。
「こういう人たちが占星術を破壊している」
(They are destroying astrology)
とKNラオは戒めています。