第4次安倍内閣が発足しました。
占星術に携わるわたしたちにとって
気になるのが新内閣のホロスコープです。
何か重要なことを始めるとき
開始の日時を慎重に決めるのは
インド占星術の主要テーマのひとつです。
そのテーマを扱うジャンルは
ムフールタ(मुहूर्त)と呼ばれます。
ところで
王が即位する日時は
むかしからムフールタで決められてきたといわれます。
実は
戦後インドが建国するときも
ムフールタで8月15日午前0時とされました。

当日、夕刻に開始されたインドの議会は
午前0時になるまで待って独立宣言をしました。
インド建国図については別の機会に書いてみようと思います。
はなしをもとにもどすと…
第4次安倍内閣発足のホロスコープは
天皇による認証式の日時を用いるとだいた次のようになります。

認証式は午後3時半だと【速報】閣僚名簿発表 第4次安倍改造内閣の全容 初入閣は12人(FNN PRIME)に書いてありました。
政府・内閣を表す10室の支配星が12室でケートゥとコンジャンクトしています。
太陽は8室支配の水星と8室でコンジャンクトしています。
はっきりいって弱いなぁ~。
最後の安倍政権はレイムダック化しそう…??
12室の火星とケートゥは外患に悩まされることを意味する。
外国勢力による工作活動、外国との小競り合いとか…。
良いところも書いておかないと不公平だから書きます。
アセンダントが不動星座。
アセンダントの支配星がアセンダントにアスペクトしている。
これは、様々な困難にもかかわらず耐え抜く粘り強さをもたらします。
でも、いつも思うんだけど
組閣時の認証式はいつも夕方だよね
なぜ「昼に認証式を行う」ことができないんだろうって。
なぜって
夕方以降になると太陽が弱くなるんです。
太陽は権力を意味するので
権力にかんするムフールタでは弱い太陽は避けるべきです。
僕なら
昼に認証式が行えるように逆算して組閣するんだけどね。
そうやって太陽を強くする。
その点
アメリカ合衆国大統領の就任式(宣誓式)はいいよね。
「1937年以降は、アメリカ合衆国憲法修正第20条により、大統領選挙一般投票翌年の1月20日正午(アメリカ東部標準時)より新大統領の任期は開始される」 (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
1月20日正午に宣誓式が必ず行われる。
もしその日が日曜日なら、翌日の正午に行われる。
正午開始は変わらない。
トランプ大統領の就任式のホロスコープです。
あと
正午はアビジットムフールタと呼ばれて
ラーマ神が生まれた時間帯でもあるんだよね。
ムフールタをきちんと手順を踏んで選ぶのがめんどうなら
「とりあえずアビジットムフールタを選んでおけ」
と言われているくらいなんだよね。
追記:
安倍首相が再任されたわけではないので、今回の認証式のホロスコープの有効性はさほど強くはないかも知れません。
家にたとえれば、「新築」ではなくて「改修(リフォーム)」程度の変化とでも言えますかね。
さほど重視する必要はないかも知れませんね。
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