ケーンドラ・ハウス(1室、4室、7室、10室)とトリコーナ・ハウス(5室、9室)を同時に支配する惑星はヨーガカーラカ(योगकारक )と呼ばれ、単独でラージャヨーガを形成し、そのダシャーにおいて好ましい結果をもたらす。たとえば、天秤座アセンダントの場合、土星は4室と5室を支配してヨーガカーラカになる。ヨーガカーラカの惑星のダシャーはなにかと思い通りうまくいきやすい。このダシャーのときに好き放題していると、ダシャーの終了とともに塗炭の苦しみが待ち構えていることが少なくない。KNラオは書籍の中で、そういう事例をたくさん見てきたと書いている。