ひとつ前のブログで
インド占星術 は 運命重視 であると書きました。、
でも
考えてみると
占星術はもともと因果律を前提としてるので
それはあたりまえといえばあたりまえです。
むしろ
運命の外にある部分が気になります。
結論から言えば、
占星術の的中率は、
最大70~80%とされています。
20~30%は当たらない。
つまり、
20~30%は運命の外
にある部分といえます。
言い換えると
70~80%は必然で
20~30%は偶然
ということになります。
カルマの用語を使うなら、
必然はドゥリッドラ・カルマで
偶然はアドゥリッドラ・カルマとなります。
ドゥリッドラ・カルマとは、
変えられないカルマ(運命)で
アドゥリッドラ・カルマとは
変えられるカルマ(自由意志の範疇)
のことです。
あっ、
同じ事の繰り返し(トートロジー)ですね…。
さて
占星術はよくできたもので、
必然は出生図から読みとることができて
偶然はプラシュナ※と呼ばれる技法で読みとることができます。
※プラシュナとは、質問という意味で、質問を発した時と場所における天体配置から答えを導き出す手法です。中国占術の卜占にあたります。
出生図は、
生まれたときにすでに確定している運命
一方
プラシュナは、
その後の人生の自由意志を行使した結果
を表していると解釈できます。
したがって、
現状は出生図とプラシュナのかけ算
[現状] = [出生図] x [プラシュナ]
となるはずです。
ただし、
出生図 vs プラシュナ の 重み は 7:3 くらい。
図で表しましょう。
1) 出生図(運命)もプラシュナ(自由意志)も良い(○)場合、
→ 現状は最良(◎)となります。
2) 出生図(運命)は良い(○)が
プラシュナ(自由意志)が良くない(×)場合、
→ 現状は微妙(△)となります。
3) 出生図(運命)は良くない(×)が
プラシュナ(自由意志)が良い(○)場合、
→ 現状は微妙(△)となります。
4) 出生図(運命)もプラシュナ(自由意志)も良くない(×)場合、
→ 現状は最悪(×)となります。
なお、
出生図が示す現状は、
一般にダシャーやトランジットから読み取ることができます。
さて、
あなたの現状はどうですか?
上記の議論は以下の動画で丁寧に解説されています。