3室(6)事例5:あのヒトラー

出典

記事:”The third lord/third house” Journal of Astrology, January-March 2003, pp9-26.
著者:K.N.Rao

事例5 アドルフ・ヒトラー

皆さんご存知、ヒトラーです。

ヒトラーと第二次世界大戦を適正に評価することはほとんど不可能です。

ドイツ人にいわせれば、ヒトラーのような人物はかつていなかったし、これからも出てこないだろう、となります。

米英人にいわせれば、ヒトラーは100%悪人です。

インド人にいわせれば、ヒトラーの出現は歴史の必然でした。

ヒトラーの出現がなければ、欧米による悪の帝国支配(植民地支配)の終焉は20世紀中にはなかったでしょう。

第2次世界大戦、そして、その後の冷戦において英米が主張していたことが偽善だったことは、いまとなっては明らかです。

アメリカが世界を一極支配し、中東の石油利権を獲得したかっただけのことでした。

世界大戦のような歴史的な事件は、一方だけが悪いということはありません。

第一次大戦の敗戦国ドイツに屈辱的・制裁的なペナルティーを課したことがヒトラーを生みました。

これが、ヒトラー出現の最も単純明快な説明です。

ヒトラーのホロスコープは、

これまで事例で扱ってきたチムールやアウランゼーブ帝のホロスコープのように、3室の影響が卓越しています。

ヒトラーは3室の支配星のダシャーを
経験することはありませんでした、

その代わり、

3室の支配星の影響下にある惑星のダシャーを
ずっと過ごしてきました。

ヒトラーは金星期に生まれました。

金星は、3室の支配星(木星)にアスペクトされ
火星とコンジャンクトしています。

金星期の次は、太陽、月、火星、ラーフのダシャーが続きました。

これらの惑星はいずれも3室の影響下にあります。

ヒトラーのホロスコープの特徴は、
土星を除く、ラグナ、ラグナロード、太陽、月、
そして生後のダシャーすべて(火星、ラーフも)は、
すべて3室の影響下にあることです。

土星と火星は緊密にアスペクトしあい、
10室、10室の支配星、

そして

月も木星に絡んでガジャ・ケーサリ・ヨーガを形成している。

そして

それらは、コーダンダ・ラーシとして知られる射手座で形成されています。

ラグナロードの金星は、
火星の星座で火星と緊密にコンジャンクトしています。

ナヴァーンシャにおいても金星と火星はコンジャンクトしています。

3室の影響が卓越しているホロスコープゆえに、

ヒトラーはチムールやチンギスカン以来、はじめて世界を席巻しました。

(つづく)

※著作物から要約・引用するにあたり、わたしはラオ先生との間で契約を交わしております。

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