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インド占星術の古典『षट्पंचाशिका』の翻訳です。
分野はプラシュナ(ホラリー)です。
この古典は56のシュローカより構成される。
バラーハミヒラの息子プリットゥヤシャサが書いたとされるが、かれが生きていた時代のインドには56の小国があったといわれれ、56のシュローカのなかにプラシュナのエッセンスが凝縮されている。
インド占星術の泰斗KNラオの最初の占星術グルは母親のサラスワティーデーヴィだったが、サラスワティーデーヴィはプラシュナに関して右に出る者がいないほどの名手だった。
そのサラスワティーデーヴィは本書『シャットパンチャーシカー』をすべて記憶していたという。
KNラオはDeepak Kapoor著『Prashna Shastra』の序章で次のように書いている。
「このブランチ(プラシュナ)をマスターしようとする者は、プラシュナにおいて最も繊細で短くすぐれた古典であり、簡潔でありながらプラシュナのすべてを網羅する『シャットパンチャーシカー』を消化吸収しなければならない。もし読者が忍耐強く56のシュローカに書かれたコンビネーションを深く深く学んでいくなら、それだけで200種類以上の質問に答えることができるはずである」(KNラオ)